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Yahoo!ショッピング出店手順とメリット・デメリットを徹底解説

記事更新日 2024年4月21日

記事 RYO SUMIOKA

初めまして。ASOBU DESIGN合同会社です。
早速ですが、国内の3大ECモールはご存知でしょうか?

1.楽天市場
2.Amazon
3.Yahoo!ショッピング

Yahoo!ショッピングはAmazonや楽天に並ぶ国内大手のインターネットショッピングモールです。
弊社も本事業を始める前まで過去に出店しておりました。

ここでは様々な会社・個人が出店し、商品を販売しています。
しかし、「出店の仕方が分からない・・・」「Yahoo!ショッピングで出店したら何がいいの?」

このような人は多いと思います。ここではYahoo!ショッピング出店手順とメリット‧デメリットを解説させて頂きます。

Yahoo!ショッピングの出店料は無料?

多くの方が気になるのが、Yahoo!ショッピングの出店料についてですよね!
結論から言うと、Yahoo!ショッピング出店にかかる初期費用は無料です。
また、月額利用料・売上ロイヤルティも無料のため、初心者には手の出しやすいビジネスです。
しかし、この情報だけで安易に始めるのは危険です。

実は、運営に当たり以下のようなコストがかかります。

  • ・ストアポイント原資負担
    ・キャンペーン原資負担
    ・アフリエイトパートナー報酬資源
    ・アフィリエイト手数料
    ・各種決済手数料
  • それぞれ解説します。

ストアポイント原資負担・キャンペーン原資負担

顧客はポイントアップを行っているショップで購入したいと思うのが必然です。ストアポイントとキャンペーン原資負担はショップ側で~16.5%までを任意で変更できるため、状況に応じて設定できます。しかし、最低2.5%の負担は必須になっていることを覚えておきましょう!

アフィリエイトパートナー報酬・アフィリエイト手数料

アフィリエイトとはアフィリエイターに商品を紹介してもらい、成果に応じて報酬を支払う仕組みです。Yahoo!ショッピングではアフィリエイトへの参加が強制となっており、アフィリエイト手数料を最低1%は納めなければなりません。しかし、Yahoo!ショッピングのアフィリエイト経由での売り上げはあまり多くないと言われてる為、アフィリエイトでの売り上げを期待しすぎないのが得策です。

各種決済手数料

各種決済手数料とは、Yahoo!ショッピングで可能な支払方法にかかる手数料です。paypayやクレジットカード、コンビニ決済など様々ありますが、Yahoo!ショッピングでは以下の7つの決済方法があります。

PayPay残高払い3.0%(税別)
クレジットカード決済3.24%(非課税)
PayPayあと払い3.0%(税別)
ゆっくり払い3.24%(税別)
キャリア決済4.48%(税別)
コンビニ決済150〜300円/件(税別)
ペイジー決済150円/件(税別)

決済方法はお客様一人ひとり違うため、出来るだけ多くの決済方法に対応したいところです。それが結果的に、お客様との機会損失を無くすことに繋がります。

こう見てみると売り上げに応じてコストがかかっていることが分かります。出店や運営のハードルは低いですが、出店する場合はこれらの運用コストを理解した上で行いましょう。

Yahoo!ショッピング出店の手順とは?

Yahoo!ショッピングの出店にはいくつかの手順があります。
「初めてだから分からないよ・・・(泣)」という人も多いのではないでしょうか?

安心してください!以下で、出店の手順と流れを初心者でも理解できるように解説していきます。
出店手順を正確に把握し、スムーズな出店を実現しましょう!

【ステップ1】必要な情報を入力(15~20分)

Yahoo!ショッピング公式サイトの「無料でお店を開こう!」から「出店の申し込み」をクリックします。Yahoo!ショッピング公式サイト表示されたサイト上で申し込み情報を入力します。入力する際には以下の情報が必要になります。

  • ・Yahoo! JAPAN ID
    ・クレジットカード情報
    ・会社情報
    ・代表者情報
    ・銀行口座情報
    ・出店予定商材情報

法人および個人事業主は以下の書類提出も必要です。

法人① 登記簿謄本(履歴事項全部証明書) 発行から3ヵ月以内のもの
② 公共料金の領収書等、国税・地方税の領収証書または納税証明書、青色申告承認申請書、
社会保険料の領収書または納入告知書(納付書)いずれか1つ
③ 運転免許証、運転経歴証明証、在留カード、マイナンバーカードのいずれか1つ
個人事業主① 業務地住所記載の開業届、青色申告決算書もしくは賃貸借契約書のいずれか1つ
② 運転免許証、運転経歴証明証、在留カード、マイナンバーカードのいずれか1つ

【ステップ2】契約審査(2週間前後)

全ての情報を入力後、審査申し込みを行います。商材によって時間が掛かることがありますが、約2週間で審査結果が通知されます。

【ステップ3】開店準備(約3週間)

審査が無事に通れば「出店審査完了連絡」というメールが届くので、開店準備に移ります。「ストアクリエイターPro」(管理画面)の案内が記載されてるのでログインし、マニュアルに沿って準備を行います。開店準備には、以下の項目について設定する必要があります。

  • ・トップページ設定・配送方法、送料の設定・ストア情報の設定・会社情報の設定・お買い物ガイドの設定・プライバシーポリシーの設定・商品やカテゴリーの設定・ストアデザインの設定・カテゴリーページ

開店審査に落ちない為にもマニュアルに沿って一つずつ設定を行いましょう。自社でECサイトを運営してる場合は必要な情報を横流し出来、時短で設定できますが、必ずマニュアルと齟齬が無いか確認しましょう!

【ステップ4】開店審査(約2~5営業日)

開店準備が完了したら、開店審査申し込みを行います。商材によって時間が掛かることがありますが、約2~5営業日で審査は完了します。

【ステップ5】OPEN

開店審査を通過すれば、晴れてYahoo!ショッピング店のOPENです!

Yahoo!ショッピング出店の審査は厳しい?

先ほど解説したように、Yahoo!ショッピングでは販売を開始するまでに2回の審査に通過する必要があります。1回目は出店するための契約審査、2回目は開店準備の審査です。これらの審査基準は非公開の為、何をすれば審査に通るかは一概には言えません。しかしYahoo!ショッピング運営者のアンケートでは、約9割の人が審査落ちしなかった結果となってます。この結果を見ると審査基準は比較的やさしいと捉えることが出来ます。「それでも受かるか不安」という人に、過去の傾向から出店審査に通る為のポイントを2つご紹介します。

【契約審査のポイント】Yahoo!ショッピングからの電話に出る

1回目の契約審査を行う際に登録した電話番号に、本人確認の電話がかかってきます。この電話に出ることができなかった場合審査に落ちてしまう可能性があります。電話に出れない事で、Yahoo!ショップからの信頼を無くすためです。
一回出ることができなかっただけで審査に落ちるというケースも報告されています。初回の審査申請後、Yahoo!ショップからの電話には必ず出るようにしましょう!

【出店審査のポイント】初出店の場合は予約販売を行わない

開店準備の際には商品の予約販売の設定ができます。出店が初めての人やビジネスの経験があまりない人はが「予約販売あり」で出店準備してしまうと審査に通りにくいという傾向があります。これは経験者と比べて、Yahoo!ショッピングからの信頼が低いためです。このためECサイトへの出店の経験があまりない方は「予約販売なし」を選択すると、審査を通過できる可能性が高くなります。予約商品は、ある程度実績を積んでから扱うと良いですね!

Yahoo!ショッピング出店のメリット

ここまでで、Yahoo!ショッピング出店のおおまかな概要が分かったと思います。では、Yahoo!ショッピング出店におけるメリットは何でしょうか?他のECモールと比べてどこが優れてるかを3つご紹介します。

1. 出店のハードルが低い

冒頭で解説したように、Yahoo!ショッピングの出店には初期費用がかかりません。また月額や固定費、ロイヤルティ等もかからないので、初心者や低コストで出店・運営したい人にとっては大きなメリットになります。

一般的な国内の有名モールは初期費用や固定費用がかかるケースが多くあります。
ほとんど売上がない月でも固定費用を支払わなければならないので、売り上げがマイナスになるショップも見受けられます。「必ず支払わなければならない費用が設定されていない」ことは運営においてそれだけでメリットがあるのです。

ストアポイントやアフィリエイト手数料などは発生しますが、それぞれ状況を見てパーセンテージを設定できるので、他のモールより手数料を抑えやすいでしょう。

商品のカテゴリーによって10~15%程度の高額なロイヤリティを支払わなければならないケースがあるため、Yahoo!ショッピングの手数料は非常に安価であるといえます。

2. 集客がしやすい

自社で一からサイトを立ち上げた際の最初の悩みは集客が出来ないことです。
認知度が低く、お客様が来ないため売り上げが伸びない期間が続くことになります。

一方、Yahoo!ショッピングは国内モールの中でも認知度が高いため、ショップの認知度が無くても一定の売り上げが期待できます。
Yahoo!ショッピングは出店社数も非常に多く、ユーザーにとってお得なキャンペーンなども定期的に開催しているため、Yahoo!ショッピングで商品を購入したいというユーザーは数多くいます。

それらのユーザーに購入してもらえることで商品自体にファンが付き、自社のECサイトの売り上げにも良い影響がでる可能性があります。
また、ソフトバンクモバイルユーザーにポイントを還元するキャンペーンなども実施していることから、キャリアユーザーの囲い込みによる集客効果も期待できるでしょう。

Yahoo!ショッピングと並行して、自社ECサイトの運営を行っている人もいます。自社のECサイトを育てながら一定の売り上げを立てるのも1つの手段として効果があります。

3. 外部リンクを許可している

一般的にECモールでは、外部リンクの設置が許可されていません。

しかし、Yahoo!ショッピングでは外部リンクの設置が許可されてる為、ショップページに自社サイトやSNSのリンクを掲載することが出来ます。
このように商品を見てくれたお客様にアピールを行えることで、自社サイトの認知度や集客力向上の効果が期待できます。

自社のサイトやSNSがある場合は積極的にYahoo!ショッピングとの連携を行い、相乗効果を生み出せるような運用を行っていきましょう!

※ただし、外部リンクをクリックした際は一度警告画面が表示されるので、人によっては不信感を与えてしまう場合があることを覚えておきましょう。

Yahoo!ショッピング出店のデメリット

メリットを見ると完璧に思えるYahoo!ショッピングですが、いくつかのデメリットも存在します。メリットとデメリットの両方を理解することで、自分に合った立ち回り方が見えくるのでしっかり押さえましょう!以下にYahoo!ショッピングのデメリットを3つ紹介します。

1. 競合が多い

Yahoo!ショッピングは初期費用や運営コストが低いため、出店のハードルが低いのがメリットとお伝えしました。しかし、それは見方を変えると競合が多いというデメリットにもなってしまいます。

Yahoo!ショッピングの出店社数が、国内大手ECモールのAmazonや楽天と比較しても多いのは出店しやすいが故なのです。この状況で熾烈な争いを勝ち抜くのが難しいため、安定的な売上を上げ続けるには工夫が必要になります。

2. 独自性が出せない

ECモール全般に言えることではありますが、モールが用意したプラットフォームでショップページや商品ページを作成する場合、ページデザイン等で差別化するのは難しくなります。

自社ECサイトでは商品や会社のコンセプトに合ったデザインで実装出来ますが、ECモールではそれらの独自性を押し出すのは難しいでしょう。他社との差別化が難しいとユーザーにとっては何が違うのかが分からなくなり、価格だけを見て商品を決めるようになります。

多くの競合が自社商品の価格を安く設定するため、価格競争に巻き込まれて利益率が低下し、思うように売上が上がらなくなる可能性も考えられます。これはYahoo!ショッピングに限らず、ECモール全体のデメリットと言ます。

3. 手数料が掛かる

ECモールは、出店しているモール側に手数料を支払わなければなりません。
Yahoo!ショッピングの場合は他のECモールと比べて初期費用や固定費用はかかりませんが、アフィリエイト手数料やストアポイント、キャンペーン原資負担などの手数料は必ずかかります。

自社ECでは、モールに対して支払う手数料は存在しないため比較的利益率を高めやすいのがメリットと言えます。

Yahoo!ショッピングと他のECモールの比較も大事ですが、自社ECサイトとECモールのそれぞれのメリット・デメリットを比較して、自分に合った方を考えることも重要になってきます。

まとめ

本記事では、Yahoo!ショッピングでの出店に関する重要な情報を詳しく解説しました。出店料の有無や審査、出店手順、メリット・デメリットについて理解することは、成功への大きな一歩です。Yahoo!ショッピング以外の出店においても、正確な情報を踏まえ、自分に合った選択で運営することが大切です。

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